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パッケージデザインのコツ|500人調査で見えた手に取られる条件

パッケージデザインのコツ|500人調査で見えた手に取られる条件

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自社の商品やハンドメイド作品を売るとき、中身の品質には自信があるのに「なぜか手に取ってもらえない」と悩むことはありませんか? そんなとき見直したいのが、お客さんが最初に目にするパッケージデザインです。

2026年10月16日、NEXER Groupと総合印刷のネット通販「WAVE」が、全国の男女500人を対象にしたパッケージに関する調査結果を発表しました。この記事では、その数字を読み解きながら、小さなお店や個人事業でも取り入れやすいパッケージデザインのコツを整理します。

調査の概要

項目 内容
調査主体 株式会社NEXER Group、株式会社ウエーブ(WAVE)
方法 インターネットアンケート
期間 2026年10月1日〜10月5日
対象・回答数 全国の男女500人

データで見る:パッケージは購買にどれくらい影響する?

「パッケージを気にする」は28.0%

購入時にパッケージデザインを「気にする」と答えた人は28.0%(とても気にする3.0%、やや気にする25.0%)で、72.0%は「気にしない」と回答しました。数字だけ見ると少数派ですが、逆にいえば約4人に1人以上はパッケージを判断材料にしているということです。

気にするのは「見た目」より「開けやすさ」

パッケージで気にする点(複数回答)は次のとおりでした。

気にする点 割合
開けやすさ・使いやすさ 34.4%
デザイン・見た目 32.8%
商品の中身がイメージしやすいか 27.2%
色や配色 20.2%

僕が意外だったのは、「デザイン・見た目」よりも「開けやすさ・使いやすさ」が上回っていたことです。パッケージは飾りではなく、使う体験の一部として見られているといえそうです。

2割が「予定外の商品」を手に取った経験あり

パッケージがきっかけで、買う予定のなかった商品を手に取った経験がある人は20.6%。そのきっかけ(複数回答)は「おしゃれ・洗練されたデザイン」65.0%、「色や配色が印象的」52.4%、「商品の中身が魅力的に見えた」28.2%、「高級感のあるデザイン」22.3%でした。

質感で「品質が良さそう」と感じる人が63.6%

パッケージの質感で中身への期待が高まった経験がある人は32.4%。そのときに感じた印象は「品質が良さそう」63.6%、「高級感がある」45.1%、「特別感がある」35.2%でした。紙の手ざわりや箱のしっかり感は、商品の品質そのものの印象にもつながっているようです。

価格差は「5〜10%程度まで」が中心

「パッケージが魅力的なら価格が高くても買いたい」と答えた人は17.4%。その人たちに許容できる価格差を聞くと、「通常価格の5%程度まで」35.6%、「10%程度まで」34.5%が中心で、「20%程度まで」は13.8%でした。パッケージだけで大きく値上げするのは難しく、少し上乗せしても納得してもらえる程度と考えるのが現実的です。

データから考えるパッケージデザインのコツ5つ

1. まず「開けやすさ・使いやすさ」を整える

いちばん多く気にされていたのが開けやすさでした。切り口の位置がわかりやすいか、テープをはがしやすいか、使いかけでも保管しやすいか。デザインに凝る前に、お客さんが開けて使う流れを一度自分で試してみましょう。

2. 中身がひと目でわかるようにする

「中身がイメージしやすいか」を気にする人は27.2%、「中身が魅力的に見えた」ことで手に取った人も28.2%いました。商品写真や窓付きのパッケージ、何が入っているかが一言でわかるキャッチコピーなど、中身を想像させる工夫が効きます。

3. 色と配色で「目に留まる」きっかけをつくる

予定外の商品を手に取ったきっかけとして、色や配色は52.4%と高い割合でした。売り場やECの一覧画面で、ほかの商品に埋もれない色使いを意識しましょう。ネットショップの場合は、小さなサムネイルでも見分けがつくかもチェックポイントです。

4. 質感で品質の印象を上げる

質感で期待が高まった人の63.6%が「品質が良さそう」と感じていました。紙の種類を変える、箔押しや型押しを部分的に使うなど、手ざわりに投資する方法もあります。ただし、価格に上乗せできる幅は5〜10%程度が中心だったので、コストとのバランスは慎重に考えましょう。

5. 作ったデザインは守ることも考える

特許庁によると、意匠法では物品の形状・模様・色彩やこれらの結合などを、視覚を通じて美感を起こさせるものとして保護の対象にしています。独自性の高いパッケージを作った場合は、意匠登録などで権利を守れるかを専門家に相談しておくと安心です。

ネットショップでは「届いたとき」もパッケージの一部

実店舗では棚に並んだ瞬間がパッケージの勝負どころですが、ネットショップでは少し事情が違います。買う前に見られるのは商品画像で、実物のパッケージに触れるのは商品が届いてからです。

そのため、ネットで売る場合は次の2つの場面を分けて考えると整理しやすくなります。

場面 見られるポイント 調査との関係
購入前(商品ページ・一覧画面) 色や配色、中身がわかる写真、商品名のわかりやすさ 色や配色がきっかけで手に取った人は52.4%
購入後(開封するとき) 開けやすさ、質感、特別感 開けやすさを気にする人は34.4%、質感で期待が高まった経験は32.4%

購入後の開封体験が良ければ、レビューやSNSでの紹介、リピート購入につながる可能性もあります。とくにギフト需要のある商品は、届いたときの印象まで含めてパッケージを設計しておきたいところです。

小さく始めるならここから

いきなりパッケージを全面リニューアルするのは、費用も時間もかかります。まずは次のような小さな改善から試してみるのがおすすめです。

  • 商品名と「何が入っているか」を大きく、わかりやすく書き直す
  • 開け口に「ここから開けてください」の表示を入れる
  • シールや帯だけを変えて、色や質感の印象を変えてみる
  • ネットショップのサムネイル画像を、パッケージがきれいに見える写真に差し替える

変更の前後で、売上やクリック率、レビューの内容がどう変わったかを記録しておくと、次の改善にもつなげやすくなります。

デザインの考え方を体系的に学びたい人は、パッケージデザインや配色の本を1冊手元に置いておくと、デザイナーさんとのやりとりもスムーズになります。

まとめ:パッケージは「見た目」と「使いやすさ」の両方で選ばれる

NEXER GroupとWAVEの500人調査では、パッケージを気にする人は28.0%と多数派ではないものの、20.6%がパッケージをきっかけに予定外の商品を手に取り、質感で期待が高まった人の63.6%が「品質が良さそう」と感じていました。

大切なのは、開けやすさ・中身のわかりやすさ・色・質感・権利の保護の5つ。価格への上乗せは5〜10%程度が中心という結果も踏まえて、できるところから少しずつ改善していきましょう。

参考にした出典

NEXER Group・WAVE パッケージに関する調査(PR TIMES、2026年10月16日):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003482.000044800.html

特許庁 意匠制度の概要(意匠とは):https://www.jpo.go.jp/system/design/gaiyo/seidogaiyo/chizai05.html

この記事を書いた人:みち

デジタルマーケティングコンサルタント/合同会社道 代表

雑誌編集からWeb業界へ転じ、デジタルマーケティング歴12年。SEO・広告運用・MEO(Googleビジネスプロフィール600アカウント超の運用)を軸に、中小企業のWeb集客を支援しています。実際に使って良かったものだけを書きます。

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