お店での「ありがとう」、約9割が店員へお礼を言っていることが判明|2万人超の大規模調査
株式会社メディアシークの調査で、約9割の人が店員に何らかの形でお礼を言っていることが判明しました。
【調査概要】2万人超が回答した「お礼の言葉」に関する実態調査
株式会社メディアシークが提供する累計3,600万ダウンロード超のスマートフォンアプリ「QR/バーコードリーダー・アイコニット」内で実施されたアンケート調査によると、店員への感謝の言葉をかける人が約9割に上ることが明らかになりました。この調査は2024年12月24日に実施され、21,523名から回答を得ています。
店員へのお礼、あなたはどうしていますか?
調査結果によると、接客してもらった店員に対して「基本的にお礼を言う」人が59%、「場合によっては言う」人が31%と、合わせて約9割の人が何らかの形で店員にお礼を伝えていることが分かりました。一方で「ほとんど言わない・言わない」と回答した人は10%にとどまりました。
59%
基本的に言う
31%
場合によっては言う
10%
ほとんど言わない・言わない
お礼を言わない理由とは?照れや「お客様だから」という意識も
「ほとんど言わない・言わない」と回答した人に、その理由を尋ねたところ(複数回答可)、最も多かったのは「特に理由はない」でした。次いで以下の理由が挙げられました:
- 照れくさいから
- お金を払っている側のためお礼を言う必要はないと思うから
- 言うタイミングが分からないから
- 店員と会話をしたくないから
日本における「お客様は神様」という商習慣や、サービスを受ける側と提供する側という関係性の認識が、お礼を言わない理由に影響している可能性がうかがえます。
飲食店での「いただきます」「ごちそうさま」の習慣
アンケートではさらに、飲食店で「いただきます」や「ごちそうさま」を店員に言うかどうかも調査しています。
調査結果では、「どちらも言う」人が28%、「いただきます」だけ言う人が5%、「ごちそうさま」だけ言う人が48%、「どちらも言わない」人が20%という結果となりました。
28%
どちらも言う
5%
「いただきます」だけ言う
48%
「ごちそうさま」だけ言う
20%
どちらも言わない
特に「ごちそうさま」については、単独でも「どちらも言う」人を合わせると、約76%の人が店員に伝えていることになります。これは日本の食文化における「ごちそうさま」の言葉が、料理を提供してくれた人への感謝の意を表す習慣として根付いていることを示しています。
現代日本人のコミュニケーション意識を映す調査結果
今回の調査結果からは、多くの日本人が店員とのコミュニケーションにおいて感謝の気持ちを言葉で表現していることが分かります。一方で、そうしたコミュニケーションに抵抗感を持つ人も一定数存在することも明らかになりました。
こうした調査結果は、現代の日本社会における人と人とのコミュニケーションの在り方や、サービス業におけるカスタマーエクスペリエンスを考える上での貴重なデータとなるでしょう。
調査情報
- 実施主体:「アイコニット・リサーチ」(株式会社メディアシーク)
- 実施日:2024年12月24日
- 有効回答者数:21,523人
- 調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケート
※表、グラフ、文中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
※出典:「アイコニット・リサーチ」調べ https://www.iconit.jp/